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社長のぼやき

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住宅リフォーム・リノベーション ~その6~

2024-08-31
細かい部分も考え出すとキリがないのですが
アクセントクロスでも部屋の印象が変わります。
ここまで5回にわたり住宅のリフォーム・リノベーション工事についてご紹介してまいりました。
その他には間取りの変更など大きなリノベーションも事例としてはありますがそれは建物の構造や柱の位置などで実現可能かどうか変わりますので建築図面などを確認して計画していきましょう。

今回は細かい部分のリフォームです。「細かい」箇所なので見逃すこともありますしずっと気づかないで何年も経過していくものもありますのでざっくりと書き出していきましょう。

1.壁紙クロスの張替え
お部屋の印象が変わりますので悩みどころですがしっかり決めましょう。部分的にアクセントクロスを採用すると効果的です。
毎日目にする場所なのであまり奇抜過ぎない方が良いですが普段使わない大胆な色や柄もテンションが上がりますのでよく検討してください。

2.照明
シンプルなものでもいいですがお部屋の雰囲気に合わせて変更するのも良いですね。またLEDの色合いによっても変わりますので調光ができるタイプも有りますから家具との調和なども考えましょう。

3.フローリングや建具など
ここはお部屋のリフォーム工事の中でも変更を検討する箇所ですが簡易的なもので修繕(リペア)が可能な場合やクッションフロアを上張りすることで変更が可能です。ペットを飼育する際などはクッションフロアの方がお掃除しやすいなど利点もありますので検討してみてください。
建具に関しては床の色合いなども考えて統一したりするととても綺麗に見えますので検討してみてください。

4.水栓や蛇口、コンセントなど
既存住宅の場合は新築時のままで使用している可能性が高いのでコンセントやスイッチ類は利用可能か判断し適宜交換などが必要です。
水栓も特に洗濯機の箇所は交換が必要な場合が多いので事前に確認してみてください。

5.収納関連
収納に関してはご自身の家財に合わせてリフォームをすることをお勧めします。
例えば押入れからクローゼットに変更や中板の棚が必要だとか細かい箇所だからこそ引越し後に「やっておけば良かった」にならないように考えておくべきです。
外部物置なども一緒に考えておいた方が後から困らないと思います。

6.外構など
駐車場やお庭、防犯対策など多岐にわたりますが様々なシミュレーションを行うと良いですね。特に最近多いのはセンサーライトや防犯カメラを設置される方が多いので設置場所によっては電気工事(配線または新設工事)が必要になります。
後から設置すると希望の場所に設置しにくかったり余計な費用がかかることがありますので一緒に検討した方が断然いいです。
駐車場などの外構は現状を変更する場合は大きな工事になりますから何が必要か、希望は何かなど書き出しておくと良いと思います。

以上のように一応考え付く部分は書き出してみましたが本当にキリがないものです。
予算をかければどこまででもグレードアップできますが限られた予算内で様々なアイデアを出しながらベストを目指すのもリフォーム・リノベーションの楽しさだと思います。
自分なりの住み心地の良い家をお得につくるチャンスをお手伝いできることもあるのでお気軽に相談してください。

このシリーズはだいぶ真面目に書いていたので普段私の「ぼやき」を読んでる方からすると「どうした?」と思われているかもしれません。
また通常運転に戻るかと思いますが、これからもお役に立てる情報を提供できるようにがんばりますのでたまにブログも覗いてみてください。

建具や収納(飾り棚)にリフォームしました。
テラスを設置しました。洗濯に便利です。
玄関収納をアップグレードして収納力もアップ。
室内干し用に既存商品ですが設置しました。

住宅リフォーム・リノベーション ~その5~

2024-08-26
性能向上と見た目もね・・・
工事前の外観、特段劣化などは見受けられない。
住宅リフォーム・リノベーション工事も様々な工夫があります。
前回までは内部のリフォーム・リノベーションに焦点を当ててお話していましたが今回は外部です。

住宅外部となると外壁、屋根、外構などが対象となります。

建物の性能や長期間の使用を可能とするためにはきちんと現在の状況を把握する必要があります。
もちろん予算は限られてくるので、何でもかんでもやりましょうとは言えないのですが、必要な箇所にはしっかり費用をかけておくことが何より大切です。
外壁や屋根は塗装の状況を確認し、チョーキング現象やシーリングの劣化、その他劣化現象が見られれば外壁塗装を検討してください。
一番の問題は雨漏りの原因となることです。その際に雨どいなども詰まりや劣化が無いか確認しておくことが重要です。
塗装は見た目の変化やリフレッシュ効果もありますので正直に言えば一番古さを誤魔化せます。
まぁ、誤魔化すというのは言い方が悪いので見た目の印象が変わるという表現が良いですね。
ただ、この塗装は見た目だけではなく先に記述しましたが雨漏りなど住宅の性能に関わる重要なポイントですので予算が許すのならば、というか一番重要だと考えます。

住宅性能を守りながら見た目のリフレッシュができるので非常に満足度が高い工事でありますが費用はそれなりに必要です。
また塗装の工法や種類によって単価もかなり変わりますので専門家によく相談をすることが大切です。もちろんセカンドオピニオンとして複数の塗装業者から提案や見積りを取得することも良いと思います。

今回はどうやら直近10年以内に外壁・屋根の塗装を行っていたため劣化事象は確認できませんでした。
しかしながら見た目の好みであったり、築年数を考えると断熱工法など現在と比べると少し劣るかなとの意見もあり塗装とは違う最近流行りの「外壁カバー工法」を採用してみました。

「外壁カバー工法」とは?古い外壁の上に新しい外壁を重ね張りする改修工事です。経年劣化が激しい外壁や雨漏りが発生している住宅を改修する手段として適しています。
また最近は断熱効果やデザインの刷新を目的にする方も増えてきています。

今回は断熱効果をもっと上げたいという希望からですが、デザインの面でも大きな変化がありとても有効なリノベーションでした。
しかし、こちらにもメリット・デメリットがあるのでしっかりと理解して実施の可否を判断するべきです。

まずはメリットです。
1.張替えと比べると費用と工事期間を抑えられる。
元からある外壁に新しい外壁材を張るため既存の外壁を取り除く必要がないため、解体・撤去・処分にかかる手間や費用が発生しない点がメリットです。

2.断熱性能・防音性能の向上が見込める。
外壁材を重ねることで壁の間に空気の層が作られます。その空気の層が暖かい空気や冷たい空気を遮断するため断熱性能が上がります。実際にエアコンが効きすぎて寒いほどです。室温29度設定で快適温度がキープできています。

3.デザイン性の向上。
これは好みによりますが様々な外壁材があるのでまるで新築住宅のように思えるほど変化が感じられます。

続いてデメリットは
1.建物の総重量が増加して耐震性がやや下がる。
ここが問題です。地震大国日本ですので現状の外壁の素材や構造によっては耐震性の問題が発生することがあります。そのため比較的軽量な金属系サイディングを採用するケースが多いようです。今回は平屋で面積も小さかったため窯業系サイディングを採用しました。

2.内部結露が発生する可能性がある。
これも気を付ける必要があります。建物の一番の敵は湿気です。壁の間に温度差が生じると湿気がたまり結露が発生します。そうすると壁の内部でカビや腐食が発生してしまいます。
それを防ぐために胴縁(どうぶち)といわれる下地をつくります。胴縁によって空気の通り道が作られ断熱効果を高めたり侵入した雨水や水分を排水することができます。
下地処理が非常に大切なので業者さんや職人さんとしっかり打合せをすることをお勧めします。

3.外壁の下地が補修できない。
外壁カバー工法は既存の外壁の上に新しい外壁を重ねるため施工後の下地の補修ができません。事前によく確認してもらい施工が可能か判断してもらうことが大切です。

以上のようなメリット・デメリットが存在しますのでよく相談して実施の判断をしてください。

費用的に言えば、外壁塗装よりは若干割り増し(壁面積によって変わります)になりますが効果を考えるとお得感が強いかなと感じます。
是非、施工例などを見ながら検討してみてはいかがでしょうか。
個人的にはかなりおススメです。
工事中
施工後 雰囲気がかなり変わりました。

住宅リフォーム・リノベーション ~その4~

2024-08-20
生活様式の変化
リフォーム前の和室
前回はキッチンのリフォームについてご紹介させていただきました。
住宅リフォームというと水回りがメインと捉えがちです。まぁ、一番変化がわかるというか手に取って使うものだからこそ一番妥協したくないと考える場所ですものね。
しかし、それ以外もリフォーム・リノベーションにおいては重要なものが結構あります。
その一つが間取り変更やお部屋のリフォームです。
既存住宅の多くは和室が存在していました。もちろん和室はすごく良いもので心が落ち着くのは日本人ならではなのかもしれません。
しかしながら現代において生活様式が変化してきており床からイス生活になったり、布団からベッドになったりしています。
弊社も取引のある畳屋さんから年々畳のある和室が減っているとの声はあがっていますがこれも世の流れなので仕方ない部分なのかなと感じます。
今回も既存の和室を洋室へリフォームを実施しました。
昔は仏間だったりしたのかな、床の間と押入れ、収納がありますが使い方に合わせて一面クローゼットに変更して大容量の収納スペースに生まれ変わりました。
和室から洋室に変更する場合、床の段差や造作の変更が必要となるため大工工事が必要です。事前に計画・打合せを行い上手く収めないと変な段差が生まれたりすることもありますのでしっかり確認してください。
また、ふすまや障子など和室特有のものも変更が必要ですが、今回はふすまを引き戸にしました。障子は柔らかな外の明かりが気持ちいいのであえて残してみました。
和紙の断熱効果って侮れないのもあります。
既存のものを修正するため思い通りにいかない箇所なんかも必ず出てくるものですがその都度リフォーム業者さんや大工さんと相談しながら納得のいく仕上がりにしていきます。
意外と言いますか、やはり現場をよく知っている大工さんは思いもよらない知恵と経験があるので良いアイデアを出してくれたりするので、ちょっと追加工事が発生しても最小限の出費で良い提案を受けることもありますので時間に余裕のある方は作業現場に足を運ぶこと、現場打合せを行うことをお勧めします。
とは言え、なかなかそんな時間を取れない方が大半なので業者さんの担当者と密に連絡を取っておくのが一番ですね。

内装などは好みでアクセントクロスなどを活用するとイメージは一新します。(これは好みなので人それぞれです)今回はシンプルにまとめました。

あとは全室に言えることですが、吸気と換気の導線を意識するといいですね。
新築の場合は既に計算された換気システムを導入していたりしますが既存住宅の場合は建築年によってはあまり効果的でないこともありますので良い機会なので見直しをするといいと思います。
給気口の位置などと換気扇の位置など理解しておくとお住まいになった後も効果的に湿度や温度のコントロールが可能となります。

いやぁ、今回色々自分でも勉強になることが多く、リフォームというか家づくりは奥が深いと思い知らされました。
今回はお部屋のリフォームでした。次回もお楽しみに。
工事中
施工後

住宅リフォーム・リノベーション ~その3~

2024-08-06
実用性 理想と現実のバランス
リフォーム前のキッチン
前回はお風呂のリフォームについての実例をご紹介させていただきましたが同じく人気のリフォーム箇所として今回はキッチンをご紹介いたします。

キッチンは使う方のこだわりがより濃く反映される場所です。
長い期間、また日常の多くの時間をキッチンで過ごす方もいらっしゃるので使い勝手の良いキッチンにしたくなります。

しかし、お風呂も同様ですがキッチンはそれこそ様々なメーカーが魅力ある商品をラインナップされていて、さらに多くのオプションが存在しています。
このオプションを全部乗せマシマシ(ラーメンみたい)にしてしまうと価格もとんでもないことになってしまいます。

なのでおススメは少なくても2~3社の商品をチョイスしてメーカーのショールームに行き現物を見てみましょう。
各メーカーの強みや弱点がありますのでその中で自分の使い方に合っているのか合わないのかを判断しましょう。
そのうえで足りない部分を補うオプションを検討されると良いと思います。
私の場合はデジタルカタログを読み込んで現物を見てオプションなどで予算とのバランスを見ました。

また、選ぶものが膨大にあるので一度見積りを作成いただいたら冷静に内容を洗い出し、最低でももう一度はショールームに見にいくことをおススメします。

ここでなかなか大変なのは理想のキッチンと予算という名の現実のバランスです。
自分の理想を詰め込んだ素敵なキッチンは実現可能ですが当然ながら費用が高額になります。
費用も300~500万円なんて高額になることもあります。
なかなかそこまではかけられないからこそ希望予算とバランスを見ながら頭を悩ませるわけです。
そこまで費用をかけなくても必要十分な機能を持たせた商品はありますのでよくよく検討しましょう。
よく見てみると見積もってもらった基本プランからも自分で不必要なオプションがあったりします。
逆に絶対必要(これは人によってですね)なオプションがあったり色々あります。なかには意見が折り合わずご夫婦でケンカされる方もいたりします。ここはしっかり意見をすり合わせ場合によってはオプション追加することで良いプランが出来上がることもあります。
意外と天板や引き出しの化粧板などの色のオプションで金額が想像以上に上がってしまうので妥協点や家族の顔色を伺いながらプランを作成しました。キッチンだけで約60~100万円前後で十分いけます。


今回は住宅リノベーションで外壁も外張りしているため防犯面も考慮して勝手口を無くして明り取りの窓に変更しました。

フローリングは既存のままでしたが壁紙クロスの張替えと合わせて明るい雰囲気のキッチンに仕上がりました。
工事中
施工後

住宅リフォーム・リノベーション ~その2~

2024-08-01
リフォームの優先順位は・・
リフォーム前のバスルーム
既存住宅(中古住宅)を購入しリフォーム・リノベーションを施そうと感がる上で優先順位は何でしょうか。
まずは現状を確認しましょう。
可能ならば既存住宅インスペクションを実施し建物の細かい部分まで調査することが望ましいですが、リフォーム会社や地元工務店など自分が信頼置ける専門家と確認することが大切です。

そのなかで優先順位と自分の譲れないこだわりを箇条書きなんかするとわかりやすいですよね。
特に奥様にとってははキッチンなどの水回りは最重要ポイントかもしれません。当然ながら一番使う頻度が高い(とは言い切れない。男もやりなさい)場所だからこそ奥様の意見をしっかり聞いてください。

今回施工した現場は既存のバスルームが0.75坪タイプの少し小さなお風呂でした。
一日の疲れはお風呂でゆっくり癒したいですよね。
というわけでお風呂場の解体・増築で1坪タイプ(1616)のユニットに変更します。
幸いなことに増築するスペースが容易に確保できたため実施可能でした。そのおかげで断熱材や当時の施工状況などを確認することができ、工事をした大工さんにも新築当時に丁寧な仕事をしているとお墨付きをいただき安堵しました。

ユニットバスはメーカー毎に特色がありまさに「ピンキリ」です。予算と自分の理想の妥協点というと聞こえは悪いですがこれも先ほど言いました「優先順位」によります。
今回はTOTO製のサザナという製品をチョイス。YouTubeなどでは比較的多くのユーザーに選ばれている製品です。
これもオプションなど選ぶことが多くショールームでとても悩まれました。
オプションも自分の使い方によっては不要なものやむしろ邪魔になるものもありますのでしっかり選ばれた方がいいです。

今回は解体・増築も含まれていたので参考になりませんが、通常のユニットバス交換ですと平均で50~150万円程度(これはメーカー・商品・オプションによって変わります)でのリフォームが可能です。

次回も水回りについてご紹介したいと思います。
ちょっとでも参考になれば幸いです。
解体工事中
リフォーム後のバスルーム
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